FXは儲かる?儲からない?本当のことを教えて!

現代人というのは何事もメリットがあるのかデメリットであるのかといった部分で判断しようとする嫌いがあります。
FXにおいても儲かるのか、それとも儲からないのかといった部分にばかりこだわる方が多いように感じます。
もちろん、儲けるためにやる方が多いわけですから、儲かるのか儲からないのかという部分にこだわってしまう気持ちはわかります。
ただ、「0か100か」「白か黒か」という極端な考え方をしていると、儲かるものも儲かりません。
ここでは、FXについて儲かるのか儲からないのかという部分に焦点を当てて改めて掘り下げていきたいと思います。

FXは儲かるのにも儲からないのにも理由がある

FXで儲かるのか儲からないのかは運次第と思っている方も多いのではないでしょうか?
確かに、FXにおいて運が左右する部分もあるにはあります。
ただ、FXが運次第かというとそうとは言い切れません。
というのも、FXは儲かるのにも儲からないのにも理由があるのです。
単純に運のいい人だけが儲かるというものではありません。
FXはもっと奥深いものです。
FXは初心者の方がちょっとかじった程度で簡単に儲かるようなものではないものの、勉強をしていけばその勝率を確実にアップさせていくことができます。

FXで儲からない理由

まずは、FXで儲からない理由について考えていきましょう。
実はFXで儲からない方には、だいたい同じような傾向や特徴が見られます。
例えば、以下の3つです。

「直感でトレードしてしまう」
「負けて熱くなってしまう」
「取引におけるルールを作っていない」

FXというのは、基本的に値動きが上がるか下がるかのどちらかです。
つまり、単純に確率で考えると50%は儲かるはずなのです。
ただ、現実にはほとんどの方がFXで儲かりません。
なぜかというと、そこには人の心理や欲求といったものが関係してくるからです。
おそらく人間ではなく、ロボットか何かに一定のルールの中でFXをやらせれば儲かるロボットとも駆らないロボットは半々くらいになるはずです。
もともと儲けるためにFXを始めている方がほとんどなのですから、「儲けたい」という心理は当然ありますし、ちょっと儲かると「もっと儲かるかも……」という欲求は出てくるものです。
そういった自分の心理や欲求によって、儲からないFXをし続けている方は思っている以上に多いのです。
勝っているときにはすぐ利益確定をしますし、負けているときにはいつか戻るという希望的観測を持ってしまいます。
それでいて、負けてしまったことに熱くなって「次で取り返す!」と大きな金額を動かそうとすることもあります。
利益確定と損切りのルールを決めて徹底していかないと、FXで儲けることも儲け続けることも難しいです。
FXで儲からない理由というのは、ある意味では自分の弱さでもあるのです。

儲からないからとFXをやめてしまう人々

FXを始めたものの、最終的にやめてしまうという方は多いです。
その理由というのは、実にさまざまです。

「儲かると思ったのに儲からない」
「面白くない」
「資金が底をついてしまった」

人によっていろいろな理由があるとは思うのですが、結局のところは「儲からない」という部分が大きいのではないでしょうか。
当たり前のことなのですが、FXで儲かるのであればその人はFXをやめることはありません。
とりあえず10万円だけほしいからFXで儲けて、すぱっとやめるようなことはないでしょう。
FXで儲かることがわかったら、特別な事情がない限り、ほとんどの方がFXを続けるはずです。
ただ、一旦冷静になって考えてもらいたいのですが、FXが簡単に儲かるものであれば誰もがFXをやっているはずです。
それこそ一般的な仕事をやめてしまって、多くの方がFXに専念するでしょう。
FXで得た利益で生活をし、貯金をし……と貧富の格差もなくなり、誰もが富裕層です。
日本もここまで貧乏な国にはなっていないでしょう。
FXを含めて簡単に儲かるものは存在しません。
儲からないのは当たり前で、それを乗り越えた先にFXで儲かる感動が待っているのです。

そもそもFXか勝ち続けることが難しい

FXで勝つこと自体は、実はそう難しいことではありません。
1回だけか勝つという目標でFXを始めれば、どれくらいの時間がかかるのか個人差はあってもおそらくほとんどの方が勝ちを経験できるはずです。
ただ、勝ちを重ねていくこと、つまり勝ち続けることが難しいのです。
取引の回数が増えれば増えるほど、勝ち続けるのが難しくなりますし、プロのトレーダーでも勝ち続けるのは難しいです。
そういった中で、プロのトレーダーは勝ち続けることにこだわるのではなく、「損小利大」という考えでFXトレードをおこなっています。

損小利大とは?

プロのトレーダーは「損小利大」という考えでFXトレードをおこなっているという話をしましたが、そもそも損小利大というのはどういう意味なのでしょうか?
損小利大というのは文字通り、損失は小さく抑えて、利益は大きく伸ばすことでトータルの利益を大きくするという意味です。
そのためにも、プロのトレーダーは損切りと利食いのルールを決めて、そのルールを守っています。
ルールを決めるだけではなく、そのルールを守ることが大切です。
ルールが守れないのであれば、FXで儲けることはできません。
決めたルールを守る、そして結果が出ないようであればルールを変えてまたルールを守ってトレードをしていくということを繰り返していくのです。
エントリーするときには損切りと利益確定の位置は必ず設定して、怖気づいてポジションを閉じるといったことをしないようにしましょう。

簡単に儲からないのがFX

FXトレーダーを初心者、中級者、上級者の3つにわけたとします。
上級者であれば簡単に儲けられそうですし、勝ち続けられそうなものです。
ただ、上級者であっても初心者や中級者と同じように、難しさを感じています。
勝ち負けを繰り返して、なんとかトータルをプラスにしているという上級者も多いのです。
何度も言うように、簡単に儲からないのがFXなのですがその背景には世界中の投資家の存在があります。
というのも、FXの世界では日本国内だけではなく、世界中の投資家と戦うことになるのです。
その中には当然、プロのトレーダーもいるわけです。
FXの世界では「誰かが儲かる=誰かが損をする」という形になっています。
世界中のプロのトレーダーを相手にしながら、新参者がいきなり儲かるわけがありません。
仮に思っていた以上に儲かることがあっても、それこそビギナーズラックです。
そこで調子に乗ってはいけないのです。

FXで儲かるのは地道な努力を続けられる人だけ

FXでは最初は儲かるどころか、誰でも負けるという前提で知識と経験を身につけていくことが大切です。
数ある投資の中でも、特にFXは知識と経験がものを言う世界です。
少しずつ勝てるようになるのがFXですし、そのために地道な努力を続けられる人だけが儲かるのです。
今上級者として活躍している方やいわゆる億トレと呼ばれる方でも、最初から勝てていた訳ではありません。
少しずつ感覚を身につけて、理解を深めていき、自分に合った自分なりの武器で勝負して、儲かるようになるのです。
FXで儲かるようになりたいのであれば、こういった点を理解しておきましょう。