スワップポイント 稼げる

FXをやっているトレーダーの中には、「スワップポイントで稼げたら良いのに」「ノーリスクで利益を出したい」と思っている方は少なくないでしょう。

国内FXの場合、レバレッジ倍率は最大25倍までしかかけられないため難しいところはありますが、海外FXであれば最大レバレッジが数百~数千倍となっているため、夢に近づくことは可能かもしれません。ただし最近ではスワップポイント狙いで稼ぐのはかなり厳しいという声もネットやSNS上で散見されていますので、スワップポイント狙いのトレードをやるのであれば、そのやり方はしっかり押さえておきたいところです。

そこで今回は、ノーリスクでありながら、スワップポイント狙いのトレードで稼ぐ方法を具体的に見ていきたいと思います。

ほぼノーリスクでFXのスワップポイントで稼ぐ方法について

では早速、FXのスワップポイントで稼ぐ方法について確認していきましょう。

スワップポイントを使ってほぼノーリスクで稼ぐ方法の手順は以下の通りです。

1:両建てをする
2:両建ての仕方を工夫する
3:扱える通貨ペアの条件を確認する
4:指値注文を行う
5:レバレッジ倍率を高く設定する
6:スワップポイントをこまめにチェックする
7:決済をする

それぞれ詳しく解説します。

1:両建てをする

最初のステップは両建てをするところからです。
スワップポイントで稼ぎたいと思っているのであれば「両建てを行うこと」は避けては通れません。

両建てとは「買いポジションと売りポジションを同時に保有し、リスクを下げる手法」のこと。両建てを行うことについてはトレーダーによってさまざまな意見がありますが、ここでは「スワップポイントで稼ぐための手段である」と割り切ることが大切です。ただし、そもそも両建てを禁止しているFX業者もありますので、やる前には必ず規約をチェックしておくようにしましょう。また、「業者Aで買いポジションを持ち、業者Bで売りポジションを持つ」といった複数業者間の両建てを禁止するFX業者も多いですので、注意が必要です。バレてしまうと口座を凍結される可能性もあるため、規約を無視したハイリスクな投資はやめておくほうが無難です。

2:両建ての仕方を工夫する

両建てができるかどうか規約を確認したら、実際に両建てを行っていきます。

両建てをする際のポイントは「買いポジションと売りポジションを同一の値」にすること。これなら相場がどう変動してもプラスマイナスゼロになるのでリスクが発生しないだけでなく、相場を見る必要もありません。
(※とはいえ投資は何が起こるか分からないので、念のため定期的にチェックすることをおすすめします。)

3:扱える通貨ペアの条件を確認する

続いて、扱える通貨ペアの条件を確認していきます。この手法で扱えるのは「買いポジションのスワップポイント」と「売りポジションでのスワップポイント」がどちらもプラスになっている通貨ペアのみですので注意しておきましょう。
仮に、「片方のマイナススワップをもう片方のプラススワップが上回っている通貨ペア」でも問題はありませんが、この場合ですと安定性が著しく下がってしまうためおすすめはできません。

4:指値注文を行う

両方のポジションのスワップポイントがプラスの通貨ペアを見つけることが出来たら、そのタイミングで指値注文を行いましょう。

ちなみに、FXの注文方法は大きく2つあります。

「指値注文」=○円で買うと厳密に指定した注文。指定した値ピッタリで注文することができる。
「成行注文」=トレーダーの「今買う」という判断で行う注文。「指定したつもりの値」から大きくずれる場合もある。

リスクを負うことなく、スワップポイントのみで稼ぐ方法のポイントは、買いポジションと売りポジションを同じ値で持つことになります。そのため、注文は指値注文を行うようにしましょう。

もちろん、成行注文できないことはありませんが、少しのズレが大きな損失を招く可能性もありますので、あえてこの方法において成行注文を選ぶメリットはないでしょう。

5:レバレッジ倍率を高く設定する

この手法を行う場合、レバレッジ倍率はなるべく高く設定することを推奨します。国内FXはレバレッジが最大25倍と決まっているため、ハイレバトレードをするなら海外FX業者のほうがオススメです。一般的に、海外FX業者のスワップポイントは低い傾向にあり、そもそもレバレッジを効かせないと「ノーリスクだけれども利益は少ない」状態となりますので気を付けておきましょう。とはいえハイレバレッジを利用すれば、元手が少なくて済むため、安全性は高いです(海外FXではゼロカットシステムが導入されており、口座残高以上の損失は発生しないため)。

6:スワップポイントをこまめにチェックする

買い・売りポジションともにスワップポイントがプラスのペアを見つけることができれば、同じ値でポジションを取り、あとは放置すればOK、というのは理論上の話。現実はなかなかそう上手くはいかず、少なくとも1日1回はスワップポイントをチェックしておかねばなりません。

なぜなら、ケースによってはどちらかのポジションがマイナスになってしまう事が多々あるためです。もしそうなった場合には、いったんポジションをリリースすると良いでしょう。両方のポジションの値は一緒なので損出が出ることはありません。決済が終わったら、もう一度「両方のポジションがプラスになる通貨ペア」を探すようにしましょう。

7:決済をする

決済するタイミングですが、「できるだけスプレッドが狭い」ときに行うのがおすすめです。そのほうが当然利益は大きくなりますので、タイミングを見極めてから決済するようにしましょう。

まとめ:スワップポイント狙いのトレードは時代遅れではない

今回の記事では、ノーリスクな「スワップポイント狙いのトレード」で稼ぐことが出来るのか、という点について検証していきました。

最近ではスワップポイント狙いで稼ぐことは難しいと断言しているブログやSNSも多々ありますが、やり方によってはノーリスクでありながら、スワップポイント狙いで稼ぐことも可能です。特に、リスクを最小限に抑えたい場合には、本文中でご紹介した「両建て手法」が有効です。

また、多少のリスクを冒しても良いというトレーダーなら、別の手法を利用してスワップポイントを稼ぐことも出来ます。

ただし海外FX業者の場合、国内FX業者と違ってレバレッジを高く設定することが可能なので、「スワップポイント狙いのトレード」だけにこだわり続けるのはやや勿体ないやり方とも言えます。海外FXのレバレッジは3,000~6,000倍といった目を見張るような数値が設定されていることも少なくありませんので、短期間で利益を出したいなら普通にトレードをしたほうが結果的に稼げる場合もあります。

その場合はもちろんリスクも高まりますので、「自分のトレードスタイル」や「リスクとリターンのバランス」なども考えた上で、最も適切なスタイルを選ぶようにしましょう。